西宮・尼崎の慰謝料請求に強い弁護士

フェリーチェ法律事務所
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相手方との交渉のポイント

不倫の慰謝料請求をされたとき、そもそも支払いに応じるのか、支払うとすればいくら支払うのかなど相手と交渉しなければなりません。

以下では不倫慰謝料の交渉のポイントをご紹介していきます。

1.簡単に不倫を認めない

不倫相手の夫や妻から慰謝料請求書が届いたとき、簡単に不倫を認めるべきではありません。
相手が証拠もないのに「勢い」で慰謝料請求をしている可能性もあるからです。そういったケースでは、不倫を認めずに相手の根拠不足を指摘することで、請求を諦めさせられるケースも多々あります。
いったん認めるとその言質をとられて証拠にされてしまう可能性があります。特に書面を差し入れると危険なので、「自認書を書け」などと言われた場合には断るのが無難です。

2.相手がどこまで証拠を持っているのか探る

次に、相手がどこまでの不倫の証拠を持っているのか探りましょう。
内容証明郵便に「〇〇年〇月ころから不倫しており…」「〇月〇日にどこどこへ行って…」などと書いていたら、何を根拠に言っているのか確認します。事実関係が間違っているなら「そのような事実はありません」とはっきり否定して、相手の根拠不足を指摘しましょう。

3.実際に支払えるより低めの金額、条件を提案する

相手がしっかり証拠をつかんでいる様子であれば、慰謝料の支払い自身は避けられません。ただしその場合でも相手の言うなりの金額を支払う必要はありません。
慰謝料の相場やあなた自身の支払能力なども含めて、支払える金額の提案をしましょう。
相手の高額な請求金額に引きずられて無理な条件を提示する必要はありません。

むしろぎりぎり支払える金額よりも、多少低めの条件を提示すべきケースもあります。相手は当方の提示した条件をそのまま受け入れるとは限らないからです。当初からぎりぎりの条件を提示すると相手がそれより高額な条件を提示してきて、無理をしないと示談できなくなってしまうことがあります。

交渉ごとは、「最終的に実現したい条件」を基準として、そこに到達するための過程が重要です。

4.裁判するかどうかの検討も重要

いろいろと検討を重ねて交渉を行っても相手と合意できないケースはあります。その場合、相手は訴訟を起こしてきます。
交渉の最終段階では「お互いにこの条件を飲まなければ裁判」という状態に到達します。
そのときには「多少譲ってでも示談で解決するか、訴訟に持ち込むか」の判断が必要となります。
どちらが有利かはケースによって異なるので、専門家に相談してみてください。

慰謝料の交渉は素人の方が行うと適切な状況判断をできずに不利になりがちです。当初から弁護士に任せることによって有利な結果を導くことができるので、お早めにご相談下さい。

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